共通ポイントの付与時と利用時の経理処理は複雑?消費者と加盟店の経理を確認しておこう!

テスト

共通ポイントって何?

ポイントがついた時の経理処理は?

ポイントを使った時の経理処理は?

消費者とお店でのそれぞれの処理を知りたい!

 

前回は、電子マネーの経理方法について確認していきました。
ということで今回は、電子マネーと密接な関係を持つ「共通ポイント」について、考えていきましょう。
本当に最近は、電子マネーを使っている人が増えましたね。

そんな電子マネーのメリットというと、、、
ポイントが貯まる
支払いが楽(小銭いらず)
が大きいのかと思います。

昔ながらのそのお店だけでしか使えないポイントとは異なります。
色んな加盟店があり、共通で使えるのが嬉しいですよね!

そこで今回は、共通ポイントの付与時や使用時の経理方法について確認していきます。

消費者(電子マネー利用者)の経理処理

こちらは経理自体は簡単です。
ポイント付与時は、ポイントに関する処理はなく、買い物した処理のみです。
ポイント利用時に、利用分が雑収入扱いになります。

付与時:交際費など 20,000/前払金or未払金 20,000
 ※ポイントに関する処理は不要(お店側がしてくれます)
利用時:交際費など 30,000/雑収入など 5,000
              /前払金or未払金 25,000
 ※ポイント利用分は払わないので、差額分を支払います。

個人の場合は、この雑収入が一時所得という扱いになります。
一時所得には特別控除額として50万円のマイナス分があるので、ポイントのみだと税金はそうそうかからないはずです。

 

お店(加盟店)の経理処理

こちらは少し分かりづらいです。
ポイント付与時と利用時ともに、販売した処理と、ポイント分の処理が必要になります。

付与時:現金or売掛金(電子マネー) 20,000/売上 20,000
    販売促進費 5,000/現金(or未払金) 5,000
利用時:現金or売掛金(電子マネー) 22,000/売上 30,000
    売掛金(ポイント分)    8,000/
入金時:預金 7,500/売掛金(ポイント分) 8,000
    手数料 500/

付与時の処理は、自社の広告というよりも、売上を上げるための費用なので「販売促進費」としています。
なお、ポイント運営会社の処理によって、消費税がかかるかどうかが変わります。
こちらは、運営会社にきちんと確認して処理をしましょう!

入金時の処理は、ポイントの運営会社によって多少変わってきます。
付与時に未払金で処理しておいて、入金時に相殺されることもあるかもしれません。
決済手数料などが無料の場合もありますので、お気を付けください。

入金明細なども保存しておきましょう!

 

ポイントの運営会社の経理処理

こちらは、一般的に関わることがない部分なので省略します(笑)
実際にポイントを発行している会社です。

これは自社でポイントを発行する場合と、加盟店が発行する場合があります。
加盟店が発行した場合の、運営会社の処理によって加盟店側の消費税の計算などが変わってきます。
運営会社が売上として処理するのか、預り金などとして処理するのか確認が必要です。

 

まとめ

・消費者側は、ポイント利用時に収入扱い!
・加盟店側は、ポイント付与時に経費扱い(消費税に注意)!
・加盟店側は、ポイント利用時に売掛金扱い(後日入金)!
・運営会社の処理によって、加盟店側の経理が変わる!

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